こわれもの


ヒロトの頬には、長い間透明の雫が流れ続けた。

空から落ちてくる雪と溶け合い、頬は冷たくなっていく。

“アスカ、こんな俺をそこまで想ってくれて、ありがとう……。

俺も、ずっとずっと、ずっと、忘れないから”


マキと、マキの子供達を幸せにしてみせる。

必ず、死ぬまでその使命をまっとうする。

ヒロトは、強い決意を胸に秘めた。