クリスマスまで残りあとわずか。
このコンビニも、大々的にクリスマス商品の予約販売を行っているが、そういった明るい雰囲気が、さらにヒロトの胸をしめつけた。
寂しがりやで泣き虫だったアスカが、マキを気遣いヒロトの元を離れると決めた。
彼女にとって、それは相当つらかったはずだ……。
彼女の立場を考えたら、そう考えることすらむごいのは分かっていたが、ヒロトは思考を止められなかった。
マキを守っていく人生に、迷いはない。
けれど、マキへの気持ちを捨てきれなかった自分の弱さが、何の罪もないアスカを傷つけてしまったのは事実。
この先マキと幸せになっても、それだけは忘れていけないとヒロトは強く思った。


