《いきなりこんな手紙を書いて、驚かせてしまったと思います。
ごめんなさい。
でも、どうしてもマキさんに話しておきたいことがあって、これを書いています。
最後まで読んでくれたら嬉しいです。》
ためらうような空白の後、文章は続いた。
《ヒロちゃんからマキさんの話を聞き、別れてほしいと言われました。
その時は、突然のことに頭がついていかなかったけど、今では、ヒロちゃんがマキさんを好きになった理由が分かります。
子供を一生懸命育てているマキさんは、とてもカッコイイです。
それに、ヒロちゃんはとても優しいです。
その優しさは、私と知り合う前にマキさんと関わっていたからこそ生まれたものなんだと思いました。》
“何、いい子ぶってんの……?
ヒロトに戻ってきてほしくて、こんな風に言ってるだけじゃない?”
アスカの手紙は、とても正気には見えない。
マキはひねくれた見方をしつつも、さらに読み進めた。


