アスカを元気づけるという名目で、三人は夜通し遊んだ。
帰り道。
地平線の向こうに新しい朝日が覗くのを見遣りながら、アスカは言った。
「私、今までは、卒業後のことなんて真剣に考えてなかったけど、受験、本気で頑張ってみることにした!」
「変わり身、早いな。
あんなにやる気なかったクセに」
マツリがシレッと返すと、アスカは自分の夢を話した。
「うん。たしかに私、ヒロちゃんといた時は、恋愛してるだけで充分いいと思ってた。
でも、今は違うよ。
保育士の資格を取って、もし、それ以外にも必要な資格があるならそれも取って、将来、児童養護施設で働きたいと思ってるんだ」
児童養護施設には、様々な事情で実の親と暮らせない子供がたくさんいる。
アスカは、そんな子供達の癒しや救いとなる保育士になりたいと願った。
キョウは柔らかく笑い、
「アスカ、なんかカッコイイ!」
と、アスカの夢に感動し、応援したのだった。


