「こっちを曲がってすぐだ。……ん?」
カタラがそう言いながら、角を曲がろうとした時何かに気付いた。
一歩後ろへと戻り、角にあった部屋に入っていく。
僕達は顔を見合せながらも、それに続いた。
「……女?」
中に入り立ち止まったカタラがぽつりと呟く。
そのカタラの背中から顔を覗かせた僕達。
部屋の中には一人の女が倒れていた。
それにすぐに駆け寄ったのはサーシャだ。
「だ、大丈夫ですかっ?」
体を少しだけ支えて起こすと、サーシャが声をかける。
その女の人の顔は真っ青で、息をしているのかもわからない。
綺麗で長い茶色い髪の毛がサラリとサーシャの腕に流れ落ちる。
その時、痩せこけて骨が浮いて見える手がぴくりと動いた。
「……ん」
気付いた!?
すぐに僕達も駆け寄る。
僕達が見守る中、女の人の瞼がゆっくりと開けられた。
薄いグレーの瞳が僕達を視界に捉える。



