「俺に触れるな」
「そんな顔しても怖くないわよ。貴方に私は殺せない。
だって、貴方は私に会う事すら出来ないのだから」
ニヤリと微笑んだエレノアは、もう用はないのかすうっと姿を消した。
もう息をしていない、ズマーニャとサーシャ。
これからもきっとエレノアはあらゆる手段を使って、俺に呪いを実行させるのだろう。
もう、涙は流れていない。
憎しみの方が強かった。
エレノアが憎い。
憎くて、仕方がない。
今すぐにでも殺してやりたい。だけど、それが出来ない。
どうしたらあいつを殺せる?
その方法なんて、いくら考えたって浮かばなかった。
そして、また月日は流れ。
俺はまたサーシャと出会った。



