奇跡事【完結】


「ソアレのところへ行こうか」

「うん」


荷物を整理し終えた僕達はソアレの元へ向かった。
既に三人は椅子に座っていて、何やら楽しそうだ。



「カノもサーシャもべっぴんさんだね。二人はキョウとルーイ、どっちだい?」

「は!?どっちって何」

「あ、それ私も聞きたいと思ってたの。サーシャってどうなんだろうって」

「やっぱりカノも思ってたかい。でもサーシャは…っと、やっと来たか」


慌てるサーシャの姿を見ておかしそうに笑うソアレは、僕達に気付くと目を細める。



「何、何の話?」


慌てるサーシャなんて珍しくて僕がそう尋ねると、

「男達には内緒の話さ!さ、座って」

ソアレが豪快に笑って内容を教えてはくれなかった。


僕達が椅子に座るのを確認すると、ソアレは静かに口を開いた。