でも、情に流されて、本気で好きになったりはしない。

絶対、自分が痛い目をみるだけなんだから。

「綾羽。」

男の子がいなくなったあとの裏庭で、1人でボーっとしていると・・・

「菜月。」

後ろから菜月が声をかけてきた。

もしかして・・・

「今の、全部見てたの?」

「うん。」

やっぱり・・・