「白石さん。好きです。」

昼休みの裏庭。

あたしは、1人の男の子に呼び出されていた。

木陰にいるはずなのに、太陽の熱で体が熱い。

「おれと付き合ってください!」

「ゴメン。付き合うとかまだちょっと・・・」

あたしがそういった言葉に、前にいる男の子はうなだれる。

そんなに落ち込まなくてもいいのに・・・

何だか、ちょっとだけ申し訳ない。