食べ終わって、おかしな関西弁の2人もいつの間にか居なくなって、なんだか話すこともなくなって、外ばかりをぼんやりと眺めるかなくんの横顔を見ていると今度は奥の席の会話にびっしゃりとチューニングがあった。
目があったので思わず逸らす。
かなくんの奥に見えるその男性は細かいギンガムチェックのシャツを一番上のボタンまで止めている、なにか違和感のある人だった。
している会話は飼ってる猫の話で、カタカナの哲学用語を駆使しながら早口になったりどもりながら熱心に話している。それを背中を向けた寝癖でパジャマみたいな格好をした男性がのらりくらりと相づちをうち、その上手い相づちによりどんどんと顔を真っ赤にしながら嬉しそうにしゃべる男性は、会話の内容から関口というらしい。
目があったので思わず逸らす。
かなくんの奥に見えるその男性は細かいギンガムチェックのシャツを一番上のボタンまで止めている、なにか違和感のある人だった。
している会話は飼ってる猫の話で、カタカナの哲学用語を駆使しながら早口になったりどもりながら熱心に話している。それを背中を向けた寝癖でパジャマみたいな格好をした男性がのらりくらりと相づちをうち、その上手い相づちによりどんどんと顔を真っ赤にしながら嬉しそうにしゃべる男性は、会話の内容から関口というらしい。



