「そうか、今だとちょっとだけでも話が出来そうだなと‥‥‥さすがに邪魔ですね」

はぁ? 出て来るならもっと早い時間にいくらでも‥‥‥。

ちょ、ちょっとまさか見えてる?

「見えてはないggggけど、見えてggggはないんだけど、ggggg」

え? どういうこと

「集中gggggしてください」

何に?

「行為に」

馬鹿か!?

「いや、真剣に」

何言ってんの? 無理に決‥‥‥

「どうやら精神が開放して大きな隙間が出来た時にしか入り込めなくなってるみたい。今まですごい不安定だったろ? 世界が」

それ、今? 今どうしても言わなきゃいけないこと?

「逆! 今しか言えない。 なぜかはわからない。急にこの世界が不安定なんだ。もう形を保てないかもしれない。わかってるだんだろう?」

うざいわね。だから、どうしたらいいの? どうしたいの?

「どうって、gggg病院に戻ってggggg麻酔を受けろ。それだけだ、全身麻酔の時ならがっちり話が出来る‥‥‥かもしれない」

話すことなんて‥‥‥

「それは、はゆみちゃんがggggg決めることだけど、君は元のgggg世界に戻るべきで、元の世界に」


プツン

ちょ。

ちょっと!

うまく集中できないまま行為は続いた。

執拗に出し入れされるのだけを感じる。最悪だ。こうも醒めてしまってはもう一度上げていくのは難しく顔見てもいまいちトキメかない。あのばかやろうめ。

好きだ好きだと思いながら顔を見たりキスをしたところで、ぐいぐい上がったら上がったで平の馬鹿野郎が出てくるんだろうし、かといって下げすぎたら千鳥格子の私ちゃんが出てくる。

まさにイライラ棒の状態で行為は続いた。って例えが古いか?