光の射す方へ




「お前っ調子に乗ってんじゃねーよっ!!」



圭太がいきなり、大声を上げて、歩太の事を思いきり睨んだ。



その瞬間、部屋の中の空気が凍りついた。



「圭太、アンタ酔ってんの〜?いきなり大声ださないでよ〜」



美月が、何とかなだめようとしてくれたけど、無駄だった。


圭太はゆっくりと歩太に近づく。



「圭太、やめとけっ!」


男の子達も圭太を止める。



私は、ギュッと歩太の腕を掴んだ。




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