光の射す方へ





みんな、それぞれに楽しんでいる。



きっと歩太の事は歓迎していない・・・。



美月は時々、気を使って、「何か歌ったら?」と歩太に話しかける。



歩太が、それに応える事はない。



「リカちゃ〜ん、こっち来て〜!!」



圭太が、私を呼ぶ。

私は何となく、歩太の隣を離れたくないと思った。


圭太の方を見て、

「後でね〜」

と笑顔で返した。




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