光の射す方へ




飲み会当日。



私は、歩太を誘ってみる事にした。



午後11時。前半の勤務を終えて、私と歩太はバックルームへと戻った。



「歩太、おつかれ〜!」


「おつかれ。」


そして、私は切り出した。


「歩太、この後、何か予定あるの?」


歩太は、何故?という様な、不思議そうな顔をして、私を見ている。



「実は今日、美月達、バイトのみんなで飲んでるんだけど、この後、カラオケ行かない?」



「行かない。」



歩太は、考える事なく、答えた。




「つまらなかったら、すぐに帰っていいから!行くだけ行ってみようよ!」



私は少し強引に、誘ってみた。



すると、歩太から予想外の返事が返ってきた。




「・・・分かった。」




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