ハンディで注文を送信すると、私は再びホールに走った。 「宝来くんの従食、大至急お願いしまぁす!」 一瞬、調理場がざわつくのを感じた。 「巧!おいしく作ってよ〜!」 私は、ニッと笑って調理担当の巧に声をかけた。 「リカちゃんが味チェックするの〜?俺の鶏丼、マジうまいよ〜!!」 そう言って、巧はすぐに作ってくれた。 料理を受け取ると、私はバックルームへと戻った。 .