光の射す方へ




店が落ち着き出した頃、私は休憩に入った。


従食を頼み、バックルームで、お茶を飲んでいると、歩太も休憩に入ったのか、バックルームへとやって来た。



「お疲れ様!」


私が声をかけても歩太は無言で、私の向かいの席に座った。


「リカちゃん、お待たせ〜」


圭太が私の食事を運んで来てくれた。


「ありがと〜!持って来てくれたの〜?」


いつもは自分で取りに行く従食を、わざわざもって来てくれた圭太に、笑顔でお礼を言うと、圭太はまた、ホールへと戻って行った。




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