「いったっ・・・」



夜中、突然襲ったお腹の痛みに、私は目を覚ました。



今まで、経験した事のない様な、激しい痛み。



額から冷や汗が流れ出す。



どうしよう・・・赤ちゃんが・・・




「い・・くみ・・・っ


・・・いくみっっ!」



私は、隣のベッドで眠る郁美の名前を必死に呼んだ・・・




私の異変に気付き郁美が目を覚ました。


「リカさん?」



「郁美・・・たすけてっ!」



「リカさんっ!!!」



郁美の叫び声と共に、だんだんと薄れていく意識。




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