私は、歩太の目をまっすぐに見た。 覚悟が揺らぐ・・・。 手のひらに、じんわりと汗が滲む。 呼吸も、うまく出来ないよ・・・。 でも、逃げないよ。 この気持ちは、私のものだから・・・。 「・・・歩太・・・、私・・・私、・・・私ね、・・・歩太の事が・・・好き。」 私は、歩太に自分の気持ちを伝えた・・・。 歩太は、瞬きもせずに私を見ている。 ・・・ビックリ・・・したよね? そして、歩太は、さっき私があげたストラップを携帯から外すと、私に差し出した。 ・・・これが、歩太の答えなの? .