遊園地にきたら絶対に乗ってみたかった観覧車。

 とっても夕日が綺麗に見えて、上っていくにつれて建物も小さくなっていく。

 ほんとにこれてよかった…

 まぁ、竜也のおかげなんだけどね。

 そんな竜也は先程の挙動不審な行動から急に静になり、顔を少し赤くしてなにかを考え込んでいる様子だった。

 なに考えてるんだろ……?

「……なぁ結奈」

「なに?」

「もし俺がさ………ずっと……ずっと昔からお前のことが好きだったって言ったら…どうする?」

「…え…………?」

 真面目な顔をした竜也が、私の目を見ながらそう言った。

 竜也が……私を好きだったら…?

 つい最近まであまりまともな会話をせず、小さい頃は毎日のように一緒に遊んでいた竜也が…?

「どうなんだ?」

「そ、それは…………」

 もしそれが本当だったらすごく嬉しい。

 両想いだったら私も素直に言えるかもしれない。

 けど……それは絶対にあり得ない。

 竜也には好きな人がいる。

 私はあの日にこの耳で聞いてしまった。

 いま一緒に暮らせていること自体奇跡なのに、私のことが好きだなんて…そんなことあるわけない。

「もし………もし竜也が私のこと好きだったとしたら……?」

 私は作り笑顔で、わざと意味がわかっていないように答えた。

「…………そりゃ嬉しいよ?友達だもん。ずっと小さい頃から遊んでいた友達…」

 顔がひきつる…

 友達……

 そう…私たちはただの友達……

「俺が言ってるのはそういう意味じゃない。俺が一人の男としてお前のことが好きだったらどう思うか聞いてるんだ。」

「……っ…」

 言えるわけないじゃん……

「お願いだから…正直に答えてくれ……答えによっては行動にでる」

「そんなこと言われても……」

 どうすればいいの………?