「竜也ぁここがいいな。」

 俺はどこでもいいというと、結奈は近くにあったカフェを指さして言った。

 結奈が行きたいならと思い店にはいると……。

 女しかいねぇ!

 男がいても絶対誰かの彼氏だろ……。

 居心地わりぃ~…。

「竜也、嫌なら無理しなくていいよ。」

 俺は相当嫌そうな顔をしていたらしく、少し申しわけなさそうな顔をしていた。

「む、無理なんかしてねぇよ。結奈は行きたいんだろ?」

 正直いうと無理してる……。

「うん……。ここ雑誌に載ってて、ユリと来れたらいいねって言ってたんだ。」

 雑誌に載ってたのか。

 だから人が多いのか……。

「竜也が嫌なら他でもい…「行くぞ。」

 結奈が行きたいなら俺はどこだって行ってやるよ。

 どうしても無理なとこは別だけど……。

「ほんとにいいの?!」

 結奈、目がキラキラしてる……。

 可愛いなぁ……。

 って!こんなに見られたら赤くなるっつの!

「わかったから……あんま見んな……。」

「なんで……?」

 え?! 

 なんで泣きそうなんだよ!

「結奈のこと嫌いなわけじゃないから、ちょっといろいろ……。」