「──じゃあよろしく。私の部屋に適当に置いといて構わないから。」

「かしこまりました、お嬢様。では、失礼します。」

 荷物が無くなってラクチ~ン。

 自分で持ってなかったけど……。

「竜也ありがとう。どこ行こっか。」

「俺はどこでもいいんだけど……。」

 どこでもいいが一番困る……。

「結奈はどこ行きたい?」

 え~ぇ!

 私~?

「ん~、食べたいもの………………ない。」

「ない?!」

 竜也はすごく驚いている。

「ないってことはないだろ。」

 ため息をついて言ってくる竜也。

 だって、だって……。

「お腹空いてないんだもーーーーーん!」

「………。」

 竜也、なぜ無言?

「どうかした?」

「………。」

 なんかいってよ。

「……マジで言ってんの?」

 そりゃもう、

「超マジ。」

「なんで?」