ましゅまろハート

腕の中の美波さんは

温かく、柔らかく、

力を入れたら

すぐに壊れてしまいそうだ。


美波さんは

俺に応えるように

そっと背中に手を回してきた。


「やっと……」


美波さんが

「何?」と小さく訊きかえす。


「やっと、

 美波さんを抱きしめられた」


俺の言葉に

腕の中の美波さんは

くすっと小さく笑った。