ましゅまろハート

俺はその場に

座っている美波さんに、

そっと手を差し伸べた。


美波さんは

俺に応えるように

そっと手を乗せ、

ゆっくりと立ち上がった。


「信じらんねぇ……」


思わず俺が呟くと、

美波さんはにこっと微笑んだ。


美波さんの手を

優しく握りながら、

俺はもう一度、

美波さんに訊いた。


「本当に、

 俺でいいのか、な……」


美波さんは今度は深く頷き、

「タクトくんこそ。

 ……年上だけど、いいかな?」

と訊き返した。


「そんなの関係ねぇよ!

 美波さんじゃないとダメだ!」

と言い、

美波さんをそっと抱きしめた。