これは幸せな夢なのかな。
彗と思いが通うなんて、
最初から思っていなかったから。
だって、何処にいたって彗はあたしのずっと先を歩いていた。
たまに後ろを振り返って余裕な顔をしてこちらを見やるんだ。
「……これって、信じていいの?」
ふと漏れた本音を彗はあたしの頭をゆっくりと撫でながら言う。
『俺が優姫にうそついたことある?』
それは、絶対に、
「ないね。」
そうつぶやいてあたしは彗の顔をゆっくりと見上げる。
「ねぇ、もう一回いって?」
『何度だって言う。
俺は優姫が好きだよ。』
「あたしのほうが多分彗のことずっと好きだよ。」

