『どうして…分かってくれないの?どうして…あなたの為を思って…それなのに…』
溢れる涙。
止まらない。
『私の中に入って来ようとするの?遠ざけても…遠ざけても…中に入って来る。こ…怖いの!要が、消えそうで。私にとって、最初で最後の“恋”であり“愛する人”。それなのに…段々、消えて行く怖さ!あなたの存在。あなたを遠ざけるしかないんです。でも…』
流れ落ちる涙。
『でも…あなたの存在が、強くて…どうすれば、良いのか!?分からない。あなたが…あなたが…』
抱きしめる理。
強く。
『あ…あの…』
強く。
『亜里沙の中に、俺の存在が生きてても要の存在が消える訳じゃない。俺を、遠ざけたのは…存在が、大きくなってきたから。自分の素直な気持ちを、口に出したら!?本当は、もう…答えが出てるんじゃないの?』
素直な…気持ち?
私の…答え?
『答えが出てると…言いたいんですか!?』
『あぁ~涙が、証拠。涙は、感情の表れ。感情が、涙に変わる。もう、我慢しなくても良いんじゃないか!?』
強く抱きしめる理。
温もり。
『亜里沙。』


