エガオノホシ





部屋前に。


深呼吸した後、
ドアを開ける。





床に座る亜里沙と目が合う。
ベッドに座る理。







『ベッドに、寝るって!なったけど…俺、床で寝ても良いからな!お前がベッドで、俺は床。素直に聞く必要ない。断り続ければ、諦めるはず。それなのに、どうして…そうしなかった。俺との事は、白紙にしたかったんだろ!?』







『断れなくて…あんなに、頼まれたら…泊まるのも、青井君のお母さんに会うのも最後だから…ごめんなさい。』







『最後なら名前で呼ぼう。明日からは、関係ないんでしょ!?お袋の頼みを聞いたなら俺の頼みも、聞いてくれるよな!?』







『ご…ごめんなさい。』







亜里沙の返答。



気持ちが届かない。





そこまでして、
遠ざけない?







ベッドから床に座る。

向い合わせの2人。




顔を見ようとしない亜里沙。







『俺の事、そんなに嫌?俺を、遠ざけようとする。俺の気持ちをなかった事に…しようとする。お袋の頼みは聞けて、俺の頼みは聞いては…なのに、ナゼ!?側に居る?俺の姿を見て、面白い』







じーっと!







『お前の中に入っちゃいけない存在なんだな!!』