『そうだな。』
2人の関係。
何もない事はない。
お互いの気持ちを、
隠してるように見える。
『そう。分かったわ。亜里沙ちゃん、この子の部屋に行っててくれるかな?ちょっと、お説教しなきゃいけなくて!お願い。』
『わ…分かりました。』
食べ終わった食器をそのままにして、
リビングを出て2階へ。
『お説教って!早退した事か』
『違う。亜里沙ちゃんを、2階に行かせる為の嘘よ。ちょっと、聞きたい事があって!』
『聞きたい事?』
『亜里沙ちゃんの事、好きなんでしょ!?』
『好きじゃない。関係ないって!さっき、言っただろ』
顔を背く理の横顔から感じる思い。
辛さ。
『私は、母親よ。“関係ない”その言葉は、あり得ない。辛いでしょ!?違う?』
『お袋の気のせい。本当に、森口とは関係ない関係ねぇのに、何の辛さがある?意味分かんねぇ事、口に出すな』
箸を置き、
リビングを出て2階へ。
『気のせい…そんなはずはない。あの2人、どうして…あそこまで…』
呟く。


