周りを気にしながらも、
ずぶ濡れの姿のまま足はある場所に。
丘の上。
芝生に座り、
空を見上げる。
『要、私…どうすれば良いのか!?分からない。』
その様子を遠目から見つめる理は、
息を整える。
近付き、
ずぶ濡れの亜里沙に驚く。
髪も、
ずぶ濡れ。
『亜里沙、その姿…何が、あった?』
答えない。
『それに、ナゼ!?ここに来る訳?俺に、迷惑だと言ったお前には…もう、関係ない場所。そうだろ!?』
関係ない場所。
『お前は、俺の気持ちを迷惑だと言ったよな!お前の中に入る事に迷惑な俺との…この場所に来るのは、可笑しい!?けど、お前は…来た。心が、自然に向かわした。本当は、側に居て欲しいからだろ!?それも、怖いから!?』
『こ…怖い?』
『話は、後にしよう。そのずぶ濡れを、何とかしないと!風邪を引く。俺んちが近いから行こう。』


