保健室を出た理は、
大きな溜め息。
教室に向かう。
足取りは、
重い。
その理由は、
質問責めにされるではなく亜里沙の言葉。
あの言葉は、
本気ではないと…願う。
あの涙は?
亜里沙の事を考えながら階段を上がる。
教室に入った途端、
クラスメート達が駆け寄る。
『お前、あれ…本当なのか!?』
『青井君、本当なの?嘘よね?』
質問責め。
『森口の事、好きなのか!?やめとけよ!お前には、似合わない。考え直せ!』
男子からの言葉。
不機嫌。
机の方に向かい横に掛けている鞄を勢い良く取り無言のまま教室を出る理を追いかける女子。
『青井君、待ってよ!本当なの?本当に…あの子を?』
『お前には、関係ない』
振り向き顔を見ずに去る。
亜里沙は、
保健室を出て教室に戻る途中に上級生と出くわす。
軽く会釈すると、
腕を掴まれ強引に。
裏庭へ。
『ちょっと!あんた、青井君から離れなさいあんたみたいなブサイクを、青井君が好意を持つはずないでしょ良い気になるな』


