『あ…甘えたいって?』
じーっと!
『聞きたい?』
目を背き、
黙る。
『俺が、甘えたいのは…亜里沙と…』
人差し指を、
理の唇に。
突然の行動に驚く理を見て、
とっさに人差し指を離す。
『ご…ごめんなさい。自分でも、驚いてるぐらい…どうしちゃったのかな?わ…忘れて下さい。』
『忘れられない。凄く、ドキッとした。この先も、衝動的な行動が見れるのかな?俺の前だけ、見せてくれると嬉しい。』
『あれは、本当に…自分でも分からない。だから、この先はないと…』
『言い切れる?』
『えっ!?』
顔を近付け、
微笑む理。
『言い切れないよね?今、見せたんだもの。この先も、衝動的にある。他の男には、見せないでくれよ!俺だけに。隠す必要がなくなったから…側に居て欲しいと思ったら、俺に会いに来いよ。亜里沙の大切な人の思い出は、誰にも話すつもりはない。それは、安心しろ!』
『あ…ありがとう。もう、昼休み。教室に戻ったら、私の事で質問責めされると思う。』
『質問責めの嵐。うるさいだろうな!だからって!気持ちには、嘘は付けない。』


