『近付こうとはしない。会話もない。俺から逃げる。昔、アイツを殴った事があって…それからだよ。アイツ、家のストレスを女子に向けてたとはな俺が許可するから、お前がやれ』
『はっ』
『わざわざ、報告に来てくれた事は礼を言う。イジメは、良くない昔から知ってる俺にとっては、お前の行動が不思議で仕様がない。大切な子か!?』
返答しない。
『見守ってるんだろ!?大切な子ならお前が、鉄拳を食らわしたら良いそれとも、お前の恐い姿を見せたくない?嫌われる可能性あるし…な!』
『大切な子を守るには、嫌われるのは覚悟の上。自分でも、驚いてる。本当に、手加減なしだぞ!良いんだな!?』
『あぁ。イジメる側は、イジメられる側の痛みを味わえれば良い手は出していなくても、暴言でもイジメに入る。アイツを、助けるつもりはない庇うつもりもないお前なりのやり方で、大切な子を守れば良い。』
『言われなくても、分かってる。弟には、俺とお前との関係は話すなよ!知らない方が…そうだろ!?』
『知らない方が良い。頑張れよ。じゃぁ~な!』
ベンチから立ち上がり、
学校に戻る。
一時、
その場に残る理。
中学、
恐れられていた頃の俺。
知られてしまう恐怖心。
初めて味わう感情。
守りたい。
必ず守る。
ベンチから立ち上がり、
学校へ。


