『行ってきます。』
鞄を手に持ち、
部屋を出て玄関へ。
靴を履き、
家を出た。
『亜里沙、おはよう。』
『おはよう。昨日は、ごめんね。あの後、どうなったの?』
『あの後、生徒会長が出てきて…何とか、治まったわ。女子達の怒りは、治まってないけど。』
『夏花さんが!迷惑かけて…ごめんね。』
亜里沙と真純を見つけ、
微笑み歩み寄る陵人。
『亜里沙ちゃん、おはよう。』
真正面に立つ。
『お…おはようございます。昨日は、すみませんでした。あの…話って?』
『あれは、もう良いんだ。亜里沙ちゃんは、1人じゃない。それだけは、心に仕舞っててよ。それが、言いたくて!』
『あ…ありがとうございます。』
『1人?理は?』
周りを見回す真純。
『理なら別の用事で、遅刻。』
『別の用事ねぇ~そうだ!岸田くんの口から聞くとは思わなかったわ。』
『何が?』
『亜里沙を、名前で呼ぶなんて…それも、“ちゃん”付け。珍しい。女子達が、嫉妬しちゃうわね。』


