エガオノホシ





『話します。だから!!離してくれませんか!?』







体を離し、
見つめる理。







『要は、中学の同級で…彼氏でした。あなたと同じで、積極的に私に話しかけてきて…気持ちも伝えられていました。何度、断っても諦めてくれなくて…要は、あなたそのもの。人気も…そんな彼が、「私に、ナゼ!?」って!でも、段々と打ち解けていく内に彼に対する思いが芽生え始めた。大切な人に。けど、彼は…私の前から消えた。私のせいで…私が、笑顔で手を振ったから…ご…ごめんなさい。私、やっぱり…』







『もう、無理には聞かない。お前に愛された要って!奴が、羨ましいよ。今のお前の姿を見て、何と思う?自分のせいだと追い込むお前の姿を見て、反対に…苦しめてるんじゃないの!?』







『苦しめてる?』







『あぁ~何となく、何があったのか!?は…想像付く。愛する彼女を、1人にさせる苦しみが分かるか!?』







黙り込む亜里沙。







『お前は、自分の事ばかり。自分のせいだと、自分が悪いと追い込むが!1人で残す彼氏の気持ち…要の気持ちを、考えてないだろ!?側に居てやる事も、一緒に過ごす事も出来ない辛さ!要が、願う事は1つ!お前の幸せ。』







『私の…幸せ?要は、後悔したまま…天国に。一瞬の出来事で、何が何だか分からず!幸せになる事は、要を苦しませる!私が、幸せにならない事が…要の願いだと…』







『愛する者の幸せを願わない奴なんて居ねぇよ!森口を愛した要が、不幸を願うと思うか!?今のお前の姿を見て、悲しんでるのは要だ!願ってもいない事を願ってると言われたら…辛くて、安心さえ出来ない。俺は、要本人を知らないけど…お前に対する思い気持ちは、同じだと感じてる。俺が、側に居る。』







理の口から出た言葉、



「側に居る。」



思いっきり、
首を振る。






強く抱きしめ、



「俺が、ずっと側に居る。」



囁く理。