『森口本人は、絶対に話さないだろうし…真純しか居ない。』
『話さないと思うけど…とにかく、教室に戻ろう。』
ドアの方に歩み寄り、
屋上を出る2人。
亜里沙の様子が気になる理。
今すぐにでも、
保健室に行きたい気持ちを抑える。
愛する感情を持つ事はないと思っていた。
今までが、
そうだったように。
人を愛する事が、
こんなにも辛いとは…
保健室のベッドで眠る亜里沙は、
目を覚まし起き上がる。
ベッドから降り整えると、
カーテンを開けた。
『もう、大丈夫?そうだわ。岸田君からの伝言を頼まれたのよ。「放課後、話す」って!』
『わ…分かりました。もう、大丈夫です。教室に戻ります。ありがとうございました。』
『本当に、大丈夫?無理しちゃダメよ!』
『大丈夫です。』
お辞儀して、
保健室を出る亜里沙。
教室に向かう途中、
様子を見に来た真澄と出くわす。
『亜里沙、大丈夫?』
『大丈夫だよ。』
『顔色が悪かったけど…今は、顔色が良いから安心したよ。亜里沙が、教室を出た後…クラスは、大変だったんだよ。』


