エガオノホシ





理を、
じーっと。

不思議そうな表情。







『俺だけ見せている表情を、他の男達に見せないで欲しい。見惚れてしまうだろ!?』







『理…それは…ないと…』







男性が、
私に?


気のせいとしか思えない。







『分かってないなぁ~。俺の方が、ヤキモチ妬きそうだな。』







『理が、ヤキモチ?』







『俺だって、ヤキモチ妬くよ。惚れてる相手を見る男達の目を見れば、分かる。見惚れているのか!?そうじゃないのか!?ぐらいは…。お前は?』







一緒に歩いているとすれ違い様に女性達が振り向き視線を向ける毎日。



手作りを差し入れする度に、
待ち伏せする女子高生達。

自分の気持ちを手紙に書き渡そうとする女子高生達。



人気者の彼。







『お前は?』







『私は…』







チャイム。



「緊急事態が発生した為、このまま帰宅するように。」

放送が流れる。







『あんな事態が発生すれば、授業出来ないよな!?帰ろう。俺ん家に、行こう。その時に、続きを聞くよ。』







『う…うん。』







屋上を出て、
教室に。