理と亜里沙、
屋上。
ベンチに座る。
『亜里沙、これで…良かったのか!?』
『う…うん。これで、良かったんだよ。胸の奥に仕舞っていた全部を打ち明けて、私にとって要との出会いは…忘れられない。要と過ごした日々は、凄く楽しかった。私は“愛”たくさん貰った。理は、似てるね?』
『似てる?』
『うん。理を見た時、雰囲気が要に似てた。だから…遠ざけていたのかもしれないと。今、凄く思う。理に、要を重ねて。悪い事だと分かってたんだけど…ごめんね。』
『謝る事ない。今は…どうなの?』
要の面影を重ねていた。
雰囲気
口調
何もかもが激似。
遠ざけて。
避けて。
『今は…要を重なる事はないよ。不思議だね?最初は、何度も何度も重なってたのに…要との思い出、忘れる事出来ない。それなのに、理を愛しても良いのかな?って!』
『誰だって、忘れる事が出来ない思い出はある。それを、愛する人が出来たからって!忘れようしなくても良い。胸の中に仕舞って置けば、良いよ。俺達が愛し合う事を邪魔する者は、居ないさ!』
肩に手を回し、
引き寄せる。
『理、“愛”くれて…ありがとう。』
『俺の方こそ。お前との出会いが、俺が味わう事もなかった“愛”を知る事が出来たし…支え守りたいと。絶対に、離したくないと強く思った。俺の心は、もうお前から離れる事が出来ないぐらい…お前に、惚れてる。』
『私も…同じだよ。もう、理から離れる事が出来なくなってる。理の事を、支えていきたいと。理が、私を変えてくれたんだね。』
『俺が、変えたんじゃない。本当のお前の姿が、今の姿。俺の前だけにしてくれよ。』
『えっ!?』


