『見せつけてない。普通に、亜里沙に接しているだけだ!お前が、そう思ってるだけだろ!?』
「あれが、
接しているだけ?」
心の中で問う。
全員一致。
『お前が、羨ましいよ。あれが、普通だと言えるって!俺だったら、言えないし…恥ずかしくて、あんな接触はしない。邪魔が入った方が見なくて、済みそう。邪魔しちゃおうかな?』
『はっ』
睨み付ける理に、
苦笑い。
『う…嘘だよ。でも…さ!邪魔した時に見せるお前の表情、見たいんだよ。お前、変わったもんな!』
周りの者達は青井理の感情的な変化に不思議な気持ちを向けていたのは確か。
好きになる事も。
接触する事も。
何もかも今までに起こりえなかった出来事。
表情から愛する者だけに見せる感情。
自然と溢れる感情。
『俺は、変わってねぇよ。わざと、邪魔しようと考えてるなら止めとけよ』
『分かってるよ。でも、良かったな。安心した。』
『お節介だ!とにかく、亜里沙の事は…もう、そっとして欲しい。俺との事に対しても。』
亜里沙の手を繋ぎ、
教室を出る。
『亜里沙ちゃんとの出会いが、理を変えた。理との出会いが、亜里沙ちゃんの心を…。これが、運命の出会いと言うんだよね?』


