『気付いておきながら“権利がない”理由で、教えないそのせいで、こんな事になったでしょ私達が、全部…知っておけば、こんな事にはならなかったのよ知っておけば、問い詰めたりしなかったわ』
『お前だけだよ』
『えっ!?』
『周りを見てみろよ。問い詰めているのお前だけ知ってたにも関わらず、話さなかったからって!それが、何?全部、お前に報告しなきゃいけないのかお前らの問いに、辛い過去を亜里沙は打ち明けた。そいつは、知っていた事を告白した。それ以外、何を聞きたい何に対して、責め続ける』
怒り口調。
教室は、
静まり返る。
『別に…責めてないし、問い詰めていない。只、こうなる前に告白してくれていたら良かったのにって!思っただけで…』
顔を伏せ、
口を閉じる。
『打ち明けなければならなかったのは、私の方。私の為を考えて、今まで内緒にしてくれてた事に…ありがとうって!彼の身に起きた出来事。責め続けてきた日々からの私は、誰にも言えず過ごしてきた。ずっとずっと、辛くて辛くて。苦しくて…。皆に、隠してた私が悪い。ごめんなさい。』
頭を下げる亜里沙に、
何も言えない。
最初の勢いは、
どこに?
『亜里沙…私達こそ、ごめん。青井君の言う通りだね?私達は、自分の事しか考えずに。他人の事なんて考えもしなかった。関係ないと!抱えている辛い思いも…。見た目だけで亜里沙には、【交際】と言う言葉は無縁だと思い込んでた。亜里沙に好意を持つ異性は居ないと、勝手に。亜里沙の性格を分かっておきながら…ストーカー扱いして…本当に、ごめんなさい。』


