『もう、良いだろ!?話を聞けば、その後に何があったのか!?分かるはずだそれでも、亜里沙に…最後まで?』
黙り。
静か。
『お前らが、知りたかった事。誰にだって、胸の奥に仕舞っておきたい。思い出したくない辛い出来事を抱えている。それを、お前らは…自分の興味津々の為だけに、聞き出した。相手の事を考えず。見た目で判断して、辛い事なんて…した事ないって!決め付けてたんだよな絶対にないって!』
答える事が出来ない。
図星。
彼氏が居た事も、
辛い経験をした事も。
まさか!?
無関係だと完全に思っていた相手が…
『私達は…』
『言い切れないだろ!?亜里沙にとって、全部を話す事は…どんなに勇気がいる事か!?どんなに辛い事なのか!?今回の件も、見た目だけの判断で悪者扱いしたストーカーされる訳ないって!決め付け。男の勝手で、知らない内に一目惚れされ勝手な…くだらねぇ理由で、ストーカーされクラスメートに、信じて貰えず悪者扱いされた亜里沙の気持ち…分かるか』
怒り口調。
『理!何を言っても、無駄だよ他人事は、関係ないと考えてる連中ら…なんだからさ!自分の事しか考えていない。考えていたら、暴言は言わない亜里沙ちゃんの抱えていた思いなんて…今回の件だって!』
睨み付けながら、
クラスメート達を見る陵人。
『理、岸田君…ありがとう。ちゃんと、自分の事を隠さずに話しておけば…でも、どうしても…話せなかった。あの人の…彼の思い出は、胸の中にって!ごめんなさい。』
頭を下げる。
亜里沙の方に歩み寄り、
『亜里沙。頭下げる事ないよ。頭を下げないといけないのは、あなた達よ』
怒鳴る真純。


