『あの日…あの場所で待ち合わせしようって!私が言わなければ…あの場所が待ち合わせ場所ではなかったらって…後悔してるはず。怒ってるはず。後悔して、恨んで。そんな私を許せなくて…私は、それで良いと思ってた。罰を受けようと…でも、心の中で叫んでたの!理の名を。』
『亜里沙。アイツは、恨んでない。後悔している事は、そんな事じゃない。お前を1人にしてしまった事を、後悔してるんだよ。「側に居てあげれない。」と。自分を責めている亜里沙の姿を見て、その事に対して後悔と言うより悲しい思いをさせてしまうと…思わないか!?』
『…思う。理…私…』
『自分を責めない事が、アイツの願いであり…幸せになる事も、願いである。もう、自分を責めない。もう、考えない。約束出来る?』
『う…うん。ごめん。奥村先生の件は…上手く言えないけど…目の前に、顔が!覆い被さって来て…やっぱり、上手く…言えない。もう1つ、皆が知りたがってた“アイツ”は…』
深呼吸。
『中学同級生であり…私の彼氏だった…人。』
“彼氏”
言葉に驚く。
彼氏だった人?
『冗談…でしょ!?』
『じょ…冗談?』
『うん。青井君と交際している事に、疑問視しているのに…そこに、中学の時に“彼氏”って!冗談以外、何もないわよ!』
『そうよ!亜里沙、嘘は良いから。嘘付いて、何をしたいの?』
凝視。
「嘘付き」
言いたそうな。
『注目されたいの?』


