『青井君、ナゼ!?止めるの亜里沙は、青井君の気持ちを裏切ったのよ』
腕を離す。
『そんな嘘…何処で、覚えた台詞?小説・漫画・ドラマ・映画?』
『台詞じゃないわ。私の本心から出た言葉よ。とにかく、私は…青井君を、騙したの!騙すような女とは、一緒には居たくないでしょ!?青井君を、“好き”じゃなかったんだから…遊びよ。遊びだったのよ!!』
後ろを向き、
背を見せる。
涙が溜まり、
1粒の…
見せれない。
冷静を装っても、
涙は止まらない。
正直。
『亜里沙、俺の目を見て…話してよ!さっきから俺と目を合わそうとしていない。嘘だから直視出来ないんでしょ!?見透かれるから。我慢している物が、堪えられなくなるから…違う?』
気付いてる。
『亜里沙!!』
真純は、
切ない表情を。
嘘を付いてまでも、
理の事を思う亜里沙の想い。
『無理しなくても…良いんだよ。我慢しなくても…良いんだよ。亜里沙は、幸せにならなきゃ!理を好きになって愛して…それの何がいけないの?理の亜里沙に対する“愛”は、本物よ。正直になろうよ。貫けば良い。亜里沙が、そんなんじゃぁ~安心出来ないでしょ!?応援してくれてるよ。』
要の…事を言ってる?
微笑む真純を、
じーっと。
『幸せになる事が、怖い。あの日から…。私の目の前から消えるんじゃないか!?その恐怖が…』


