亜里沙の言葉に、
ざわめき驚く。
真純
夏花
陵人
じーっと。
『“恋愛ゲーム”だったの?あんた、最低青井君を騙し…あの涙も、偽物だったなんて青井君に慰められて…ムカツク悪い奴』
これで…良い。
最初に戻るだけ。
理と出会った頃の…あの日に。
巻き戻し。
『本当に、ムカツク私達までも、騙すなんて許せない』
『また、俺を…遠ざけようとしてる?最初の出会いから巻き戻そうとしてる訳?本心から出た言葉じゃない。俺が、解放されて喜ぶとでも?』
『青井君は、私の裏の顔を見逃しただけ。人気者の青井君から気持ちを伝えられた時、中々…返事を言わなかったのは、その様子を見ていたかったから。だって…交際が難しいと言われている青井君からの告白だもの。見物でしょ!?これで、分かった!?これが、本当の私なのよ。』
理を解放させる為の嘘。
愛する人の事を思い、
並べた嘘。
精一杯の嘘。
涙を流さないように。
『青井君の気持ちを…裏切って許せない』
亜里沙の方に駆け寄り手を上げた女子生徒の腕を掴む。
『止めろ』


