もう、
止めて欲しい。
やっぱり、
居てはいけない。
“あの日”
から。
2人の方に歩み寄る。
何も考えず。
止めようとする真純を無視して。
『もう、止めて…下さい。透明人間と言われても…良いんです。私は…私は…透明人間があってます。居ては…いけない。削除した方が…良いんです。』
何気に出た言葉に、
ざわめく。
自分の事に対する言って良い言葉ではない。
真純は慌てて駆け寄る。
『亜里沙!自分が、今…何言ってるのか!?分かってる?“居てはいけない”とか“削除”とか…それに、自分から透明人間があってるなんて言っちゃダメだよ!』
『ご…ごめん。私、何…言ってるのかな?本当に…ごめん。』
『そうだよ。そう思っちゃ!ダメだからね。』
『う…うん。』
青井理は、
切ない表情で。
視線を感じ、
顔を見る事なく会釈し…
その場から離れる。
2人の間には、
何もなかったように…。
声を掛けたい気持ちを抑える理。
じーっと、
亜里沙を見つめる目は優しい。
真純は、
亜里沙の様子から知りたい気持ちが強まり中学の同級生である三浦 翔(しょう)にメール。
返事が届き、
会う事に。
亜里沙の過去を知る事になる。


