混浴風呂に入ると、
浴室が男女別々に。
『浴室は、別々にされてるんだな。まぁ~どこの旅館でも、そうだよな!じゃぁ~待ってる。』
『う…うん。』
浴室へ。
カゴの中に、
脱ぎ物を入れる。
タオルで隠し、
浴槽に。
『ま…待たせて…ごめんね。』
じーっと見つめる理。
『恥ずかしいから…あまり…見つめないで。』
赤面。
『ごめん。』
背を向ける。
浴槽に近付き、
湯を体に。
ゆっくりと中に。
正面に向き直す。
白い肌。
鎖骨。
『混浴に入るまでは、平気だったけど…向き合い肌を見せ合うって!照れるな。白湯でも…でも、綺麗だな!?』
『うん。混浴から見える風景、綺麗だね。』
『確かに、綺麗だけど…俺が言いたい“綺麗”は、お前の事。』
『えっ!?』
『綺麗なのは、お前。』