『俺も、全部見せる事になる。お互いに…ね。肌と肌を触れ合う行為は、愛するがゆえの行為でもある。俺は、お前の温もりを感じたい。愛しているから強く思う。』
真剣な表情。
真剣な目。
じーっと見つめる。
「温もりを感じたい」
私と…?
本当に…?
『理の愛してくれている気持ち、強く感じてるよ。「温もりを感じたい。」って!言ってくれた事は、嬉しい。でも、その…見てしまったら、その気持ちは…冷めてしまうと思う。』
『冷めたりしない。お前の体型は、把握してる。抱きしめた時、男だったら分かるよ。お前も、俺の体型…分かってるはずだよ。』
頷く。
『…だったら、気にする事はない。』
手を差し出す。
『行こう。』
差し出された手を見つめ、
手を重ねた。
用意されているお風呂セットを手に。


