エガオノホシ





『あ…ありがとう。制服、私の涙で濡れちゃったね。ご…ごめんね。』







『良いよ。気にするな!俺が、側に居る。』







『う…うん。皆…心配してるよね?電話しなきゃ!!』







『明日で良い。今は、休める事が大事。』







その時、
ドアがノック。



『失礼致します。』



部屋に入る。







『今日は、休めてね。お2人の自宅に電話したいから教えてくれないかな?』







用紙に書き始める2人。







『ありがとう。母が、電話するから安心して。ご飯、まだでしょ!?料理長が、作ってくれるわ。出来上がったら、持って来てくれるから…それまで、待ってて。あと、お風呂も是非に!料理も、自慢の1つだけど。お風呂も自慢の1つ。そのクローゼットの中に、浴衣が用意されてるから着てね。制服だとシワになるし…それに…』







『分かってる!亜里沙の事を考えてくれた事に、感謝してる。急にも関わらず、泊まらせてくれた事に対しても!料理と風呂、楽しみにしてる。』







部屋を出る奈々子。







『明日、怒られるかもしれない。私のせいで…』







『怒られない。反対に、心配される。怒られるのは、アイツだアイツは、教師になる資格ないもう、無理だな真純の目は、悪くなかったって!事か!?』







『えっ!?』







『アイツに対する真純の態度、可笑しかったんじゃないの?』







『う…うん。いつもの真純じゃなかった。』