自転車から降りる。
『な…何で…あなた様が、ここに?』
震え声。
『その「あなた様」って!気持ち悪い俺の顔見て、逃げたよな』
顔を伏せ、
黙り込む。
『ここに来たって!事は、神田由香の仲間か』
『仲間…じゃないわよ由香、居ないのね?じゃぁ~やっぱり、アレは…』
『アレって!何?また、由香…し始めたの?』
泉陽女子からの問いに、
答えず理をチラ見。
睨む。
『全部…話せ』
動画映像が、
脳裏に。
ずぶ濡れ姿。
『おい神田由香は、何をしようとしてる』
『わ…分かりません。し…知ってても…話せません。』
『他人の事は、どうでも良いんだな』
『えっ!?』
『自分の身が安心なら…他人が、どうなろうと関係ないって!事だろ』


