『森口亜里沙よ!』
声のする方を見ると、
不機嫌で腕を組む女子。
『森口…亜里沙?』
『そう。由香は、森口亜里沙に…何しようとしてるの?』
『わ…分からない。携帯を持って、出て行ったのよ!スッキリ顔だったし…』
『森口亜里沙に手を出したら…黙ってないかも。』
『えっ!?知ってるの?』
答えない。
『黙ってないって!どういう事?』
泉陽高校の前。
遠目から見つけ、
校門前に駆け寄る男性教員。
『君、何してるの?学校は?』
『神田由香に、会わせて欲しい』
名前を聞き、
一瞬だけ表情が変わる。
『神田に、何の用かな?』
『本人じゃないと話すつもりはない』
『何理由を話さないと会わせる事は出来ない帰りなさい!!』


