他校の女子達は、
ファミレスで会議中。
集まったのは、
ファンクラブ会員達。
ファンクラブが結成されている事さえ知らない。
『許せないわよね』
『うん。青井様のお付き合いなさる方は、美人じゃないと許されないわあんなブサイクでは、釣り合いません』
『このままでは、青井様が悪い女に騙されて傷付けられる事になる。見てられないわ青井様は、騙されているのよ青井様を、二股にかけるなんて』
『ファンとして青井様を守らないといけないわ罰を与えましょ』
頷く。
罰とは…
陵人の部屋に居る理は、
不機嫌。
『理、亜里沙ちゃんが二股をしてると思ってるの?』
『亜里沙…ちゃん?いつから、亜里沙を“ちゃん”付け』
『別に、怒るなよ!お前の彼女だから…それだけ。何の意味もねぇから安心しろ!!それで、思ってる訳?』
答えない。
『まさか!?思ってるの?』
『バカバカしい亜里沙が、二股?二股なんて出来ねぇよ。アイツは…一途だから。何のきっかけで、亜里沙が二股と噂が流されてるんだインターネットに載せた奴は、何を企んでるそのせいで、亜里沙に対する…それが、狙い?』
『そんな嘘を載せて、何の得がある訳?お前の人気の妬み嫉妬で、お前の事を載せるなら分かるけど…あっ!もしかしたら、それかも!?』