『殴られて当然痛いだろその痛みの倍、彼女は味わっているそれを、見て見ぬふりするお前らは最低だな誰も、止めようとする奴は居ねぇのか』
『い…良いんです。私なら、平気です。昔も…同じようなあだ名を付けられた事があるから何とも思っていません。もう、大丈夫です。ありがとうございます。』
全部…嘘!!
同じあだ名を付けられた事はない。
平気でもない。
大丈夫でも…ない。
今でも泣きたいぐらい。
『また、あんた達…いじめたの』
声のする方に、
一斉に。
腕を組み睨み付ける。
『また、いじめたのね』
顔を背く男子達。
『あんた達、何回…言わせるつもり』
『もう、良いよ。私が、弱いから…私が、悪いの!大丈夫だから…授業始まるよ。』
キーンコンカーンコン
1限目が始まるチャイム。
彼も、
教室を出て自分の教室へ。
生徒達も、
何もなかったように自分の席へ。
ある人物の出現で、
笑顔を自ら消す原因となった
“あの日”
知られる事になる。


